エムフェイスとハイフ(HIFU)の違いは?|RF・糸リフトとの比較とあなたに合う選び方を解説!
エムフェイス(EMFACE®) ハイフ(ウルトラフォーマーMPT) エムフェイスハイフたるみ治療
「エムフェイスとハイフ、結局どっちがいいの?」
どちらも切らずに受けられるたるみ治療として紹介されることが多く、迷っている方も多いのではないでしょうか。
答えは、たるみの原因によって変わります。
ハイフとエムフェイスは、働きかける層も、作用の仕方も異なる治療だからです。
この記事では、エムフェイスとハイフ(HIFU)の仕組みの違いを、則本院長の解説を交えてお伝えします。
あわせて、高周波(RF)・糸リフト・ヒアルロン酸との比較、お悩み別の選び方も紹介します。
💡エムフェイスの効果については「エムフェイスの効果とは?顔のEMSは効果ない?家庭用美顔器との違いを医師が解説!」をご覧ください。
結論:ハイフは「引き締める」、エムフェイスは「筋肉で引き上げる」

どちらが優れているというより、役割が違う治療と理解するのが大切です。
ハイフの作用は「リフトアップ」より「タイトニング」

ハイフは、超音波のエネルギーを皮膚の深い層や筋膜に集中させ、熱の力で組織を引き締める治療です。
長い歴史と十分なエビデンスがあり、多くのクリニックで取り入れられています。
ただし、ハイフの作用の中心は「上に引き上げること」ではなく、「組織を縮めて引き締めること」です。
ハイフは『リフトアップ』と紹介されることが多いですが、作用としてはタイトニング、つまり引き締めです。風船を想像してみてください。風船を縮ませると、下側は上がりますが、上側は下がり、横は真ん中へ寄っていきますよね。全体が中心に向かって小さくなるんです。『縮むこと』と『上に引き上げること』は、同じではありません。だからこそハイフは、どこにどう当てるかが仕上がりを左右します。
「しゃぶしゃぶの肉が縮む」という例えについて

ハイフの説明では、「肉をしゃぶしゃぶすると縮むように、熱で組織が引き締まる」という例えがよく使われます。
しゃぶしゃぶした肉で主に縮んでいるのは、実は赤身、つまり筋肉の部分なんです。脂身は筋肉のように縮むのではなく、溶けていきます。この例えだけで考えると、脂肪と筋肉で起きている変化を混同してしまうおそれがあります。
では、ハイフを当てたとき、お顔の中では実際に何が起きているのでしょうか。
ハイフで実際に起きていること:層ごとの変化

ハイフは、虫眼鏡で光を一点に集めるように、超音波を皮膚の下の決まった深さに集中させ、点状に熱を加える治療です。
熱が集まった部分は60℃以上(SMASでは65℃を超える)に達し、1mm³に満たない小さな熱の点がつくられます。
表面の皮膚には影響を与えずに、カートリッジを替えることで皮膚・脂肪層・筋膜と狙う深さを打ち分けられます(Fabi, 2015)。
熱が加わったときの変化は、層によって異なります。
| 真皮(皮膚) | コラーゲンが熱で収縮し、その後数か月かけて新しいコラーゲンがつくられる→ハリ・小ジワの改善 |
| 皮下脂肪 | 脂肪細胞が熱でダメージを受け、量が減ることがある→もたつき・二重あごのボリュームが減る |
| 筋膜(SMAS) | コラーゲンを多く含む膜が熱で収縮する→フェイスラインの引き締め |
熱を受けた組織は、傷が治る過程で収縮し、コラーゲンが新しくつくり替えられていきます。
変化は治療後3ヶ月ほどで現れるとされています(Wong et al., 2023)。
筋膜(SMAS)にも熱で収縮が起こることが確認されており(White et al., 2007)、ハイフで脂肪が減ることも、組織を用いた研究で示されています(Hwang et al., 2025)。
先ほどのしゃぶしゃぶの例えでいえば、「縮む」のは皮膚や筋膜のようなコラーゲンを多く含む組織で、脂肪は「縮む」のではなく「減る」方向に変化します。
また、ハイフには表情筋そのものを鍛える作用はありません。
つまり、ハイフの「リフトアップ」の正体は
ハイフで顔が上がって見えるのは、主に皮膚や筋膜が引き締まり、余分なボリュームが減ることによるものです。
引き締めの結果として眉や頬の位置が上がることも報告されていますが、エムフェイスのように、筋肉の力で持ち上げる仕組みとは異なります。
だからこそ、ハイフが得意なのは「もたつきを引き締める」ことです。
一方、筋肉の衰えが主な原因で頬や眉が下がっている場合は、エムフェイスのように筋肉から働きかける治療を組み合わせることも検討されます。
結局、ハイフはどんな人に向いている?
ハイフが向いている方
- フェイスラインがもたついて輪郭がぼやける
- 二重あごや口元のもたつきが気になる
- 皮膚のハリ不足をあわせて改善したい
慎重に検討したい方
- もともと頬が薄く、こけが気になる(脂肪が減ると疲れた印象になる場合がある)
- 筋肉の衰えが主な原因で眉や頬が下がっている(エムフェイスとの組み合わせも検討)
- 皮膚の余りが大きく、はっきりした下垂がある(糸リフトなどが検討される)
ハイフがエムフェイスより劣る治療、というわけではありません。
皮膚や筋膜を引き締め、余分なボリュームを減らすことを得意とする、役割のはっきりした治療です。ハイフで何が起きているのかを知っておくと、ご自身に合った治療を選びやすくなります。
当院のハイフについてはこちらの記事もCheck!
エムフェイスは「表情筋の力」で顔を引き上げる

エムフェイスは、ハイフとはまったく別の発想の治療です。
組織全体を縮めるのではなく、顔を引き上げる表情筋に狙いを絞って働きかけます。
表情筋は、片方が骨に、もう片方が皮膚などの組織に付いています。
そのため、表情筋が縮むと、付着している組織が骨の方向、つまり上へ引き上げられます。エムフェイスはこの仕組みを利用して、眉や頬を持ち上げる力を高めます。
ハイフが組織全体を縮めるのに対して、エムフェイスは『狙った筋肉の動き』で上げる治療です。引き上げる方向にしか働きかけないので、下に引っ張られるような縮み方にはなりません。
たった1mmでも、顔の印象は大きく変わる

顔が1mm上がった場合と、1mm下がった場合を見比べると、印象は驚くほど違います。脂肪の厚みが1mm変わってもほとんど気づかれませんが、表情をつくる筋肉の動きが1mm変わると、それは表情の違いとしてはっきり現れます。筋肉に着目する意味は、そこにあるんです。
臨床研究では、エムフェイスの治療後に頬の筋肉(大頰骨筋)の厚みが平均2.06mmから2.80mmに増え、中顔面のボリュームも増加したと報告されています(Frank et al., 2025)。
筋肉がしっかりすることで、頬にボリュームを保ちながら引き上げられるのが、ハイフとの大きな違いです。
※効果には個人差があります。
たるみ治療の比較表|エムフェイス・ハイフ・RF・糸リフト・ヒアルロン酸
たるみは、皮膚・脂肪・筋膜(SMAS)・筋肉・骨という、いくつもの層で同時に進みます。
どの層の変化が大きいかによって、向いている治療は変わります。

お悩み別:あなたに合う治療の選び方

実際には、複数の原因が重なっている方がほとんどです。
たるみの原因は顔を見ただけでは判断しにくいため、医師の診察で確かめることをおすすめします。
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ハイフとエムフェイスは組み合わせられる?

ハイフとエムフェイスは働きかける層が異なるため、状態によっては組み合わせることもあります。
たとえば、ハイフでフェイスラインを引き締め、エムフェイスで頬や眉を持ち上げる力を高める、といった考え方です。
ただし、脂肪が少ない方に脂肪層へのアプローチを重ねると、頬がこけたように感じることもあります。
脂肪の量や付き方、筋肉の状態を見極めたうえで、組み合わせや順番、間隔を決めることが大切です。
エムフェイスそのものの効果や、家庭用EMS美顔器との違いはこちらをCheck!
ボトックスやヒアルロン酸との併用を検討している方は、診察時にご相談ください。
東京・原宿でたるみ治療を受けるなら|シノワクリニック

東京・原宿のシノワクリニックでは、エムフェイス、ハイフ、オリジオX(RF)、糸リフト、ヒアルロン酸など、異なる層に働きかけるたるみ治療を取りそろえています。
明治神宮前駅・原宿駅からアクセスしやすく、表参道エリアからも通いやすい立地です。
則本院長をはじめとする医師が、たるみの原因がどの層にあるのかを診察し、単独もしくは組み合わせでご提案します。
当院のエムフェイスでは、医師がアプリケーターを貼る位置をマーキングでデザインし、看護師が施術を行います。施術当日からメイクも可能です(個人差があります)。
料金や症例はエムフェイスの施術ページをご覧ください。

クリニック名:CHINOWA CLINIC(シノワクリニック)
所在地:〒150-0001 東京都渋谷区神宮前6丁目16−18 サンドー原宿ビル2階
電話番号:03-6712-5967
診療時間:10:00~19:00
休診日:不定休
最寄駅:明治神宮前駅7番出口より徒歩5分/JR原宿駅東口より徒歩10分/表参道駅A1出口より徒歩12分/JR渋谷駅宮益坂口より徒歩15分
エムフェイスの主なリスク・副作用

施術中の筋肉の収縮感や温かさ、一時的な赤み、筋肉痛のような感覚などが生じることがあります。
体内に金属や電子機器がある方、妊娠中の方、産後1ヶ月以内の方などは施術を受けられない場合があります。
詳しくは施術ページの基本情報をご確認ください。
エムフェイスとハイフのよくある質問(FAQ)
Q1. エムフェイスとハイフはどちらが効果的ですか?
どちらが優れているというより、働きかける層と作用が異なります。筋肉の衰えによる眉や頬の下がりにはエムフェイス、脂肪や筋膜の緩みによるフェイスラインのもたつきにはハイフが検討されます。
Q2. ハイフはリフトアップの治療ではないのですか?
ハイフの作用の中心は、熱で組織を引き締める「タイトニング」です。引き締めによってフェイスラインがすっきりし、結果として引き上がった印象になることはありますが、筋肉の力で上に持ち上げるエムフェイスとは仕組みが異なります。
Q3. ハイフとエムフェイスは同じ日に受けられますか?
お顔の状態によっては、組み合わせて行うこともあります。順番や間隔は、医師が診察して判断します。
※効果の持続には個人差があります。
Q4. 糸リフトとエムフェイスの違いは何ですか?
糸リフトは、糸で組織を物理的に引き上げるため、変化を実感しやすい治療です。
エムフェイスは筋肉を鍛える治療のため、複数回の治療で少しずつ変化していきます。下垂の程度や、ダウンタイムについての考え方で選び方が変わります。
Q5. ハイフで頬がこけることはありますか?
脂肪が少ない方に脂肪層へのアプローチが強くなると、頬がこけたように感じる場合があります。当院では、脂肪の量や付き方を確認したうえで、照射部位や治療方法を決めています。
Q6. 東京でエムフェイスとハイフのどちらを受けるか迷っています。
どちらが合うかは、たるみの原因が筋肉にあるのか、脂肪や筋膜にあるのかで変わります。
両方の治療を扱い、診察で原因を見極めたうえで提案してくれるクリニックを選ぶと安心です。東京・原宿のシノワクリニックでは、エムフェイスとハイフの両方を取り扱い、医師が診察してご提案しています。お気軽にご相談ください。
\FAQで解決しないお悩みはこちらから/

まとめ|「どちらがいいか」より「あなたのたるみの原因はどこか」

ハイフもエムフェイスも、それぞれに役割のある治療です。
ハイフは組織を引き締め、エムフェイスは筋肉の力で引き上げる。どちらが優れているかではなく、あなたのたるみがどの層で起きているのかで、選ぶべき治療は変わります。
『リフトアップ』という言葉だけで選ぶと、期待していた変化と違うと感じることもあります。
だからこそ、まずは診察でたるみの原因を知ることが重要です。当院には、異なる層に働きかける治療がそろっていますので、無理な提案はせず、必要なものだけをご案内します。
エムフェイスが気になる方や、ハイフと迷っている方もお気軽にご相談ください。
参考文献:①Frank K, Kaye KO, Casabona G, et al. Impact of Synchronized Radiofrequency and High-intensity Facial Electrical Stimulation on Facial Muscles and the Superficial Fascial System in the Midface. Aesthet Surg J. 2025;45(4):422-428. doi:10.1093/asj/sjae252②Fabi SG. Noninvasive skin tightening: focus on new ultrasound techniques. Clin Cosmet Investig Dermatol. 2015;8:47-52. doi:10.2147/CCID.S69118③White WM, Makin IR, Barthe PG, et al. Selective creation of thermal injury zones in the superficial musculoaponeurotic system using intense ultrasound therapy: a new target for noninvasive facial rejuvenation. Arch Facial Plast Surg. 2007;9(1):22-29.④Wong A, Lowery AS, Bloom JD. Ultrasound Therapy for the Skin. Facial Plast Surg Clin N Am. 2023;31:503-510. doi:10.1016/j.fsc.2023.05.008⑤Hwang Y, Wan J, Yi KH. Do Different High-Intensity-Focused Ultrasound Frequencies Have Different Effects? A Histological Analysis Correlated With Patients’ Subjective Assessments. J Cosmet Dermatol. 2025;24(2):e70069. doi:10.1111/jocd.70069
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