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そのクマ取り注射、大丈夫?医師が警告する「絶対NGな注射」の正体とは?

目の下のクマ・たるみ治療 美容外科クマ取り

注射だけでクマは治る?毎日手術している医師の正直な答え

クマ治療のカウンセリングにいらっしゃる患者さまによく聞かれるのが、クマ取り注射について。

「注射だけでクマが治るならその方が良いのでは?」

「ダウンタイムも少なく、手術より手軽で怖くないし。」

お気持ちは十分わかりますが、正直に言うと…

もし注射だけでクマが完全に治るなら、私も最初から注射を選びます!それでも毎日クマの手術を続けているのには、理由があります。

その理由とは、『注射には限界がある』ということです。

さらに知っておいてほしいのは、クマ取り注射の中には絶対に受けてはいけないものが存在するという事実

美容業界では今も普通に行われていますが、後悔しても取り返しがつかないケースも出ています

包み隠さずお話ししますので、ぜひ最後まで読んでから、注射を受けるかどうかを判断してください。

そもそも「クマ取り注射」とは何か?

正式な医療用語ではない

まず知っておいてほしいのは、「クマ取り注射」「クマ取り再生注射」という名称は正式な医療用語ではないという点です。

各クリニックが独自に名付けた施術名であり、使われている薬剤はクリニックによって大きく異なります。

ヒアルロン酸・成長因子・PRP・アミノ酸・スキンブースター・脂肪溶解注射など、その中身は千差万別

「クマ取り注射を受けた」という情報だけでは、実際に何をされたかがわかりません。

これが後悔を生む原因のひとつです。

注射で改善できるクマ・できないクマ

注射が有効かどうかは、クマのタイプによって決まります。

最も多い悩みである黒クマ(眼窩脂肪による影)は、注射では根本的に改善が難しいタイプです。

眼窩脂肪が前方に突出して影ができているため、注射でへこみを埋めても膨らみそのものが残ります。

なかには眼窩脂肪に直接、脂肪溶解注射を注入する方法を提案するケースもありますが、効果が期待しにくい上に注意が必要です。

眼窩は眼球に近い部位であるため、注射後の炎症が眼窩内に及んだ場合、複視(物が二重に見える)や、最悪の場合は失明につながるリスクがあります。

「注射でクマが取れる」という情報を見かけた際は、どの部位にどんな薬剤を使うのかを必ず確認するようにしてください。

【警告】絶対に選んではいけない注射がある

『FGF(人工成長因子)』は美容形成外科学会も警告を出している

クマ取り注射の中で、絶対に受けてはいけないものがあります。

それは、人工的に作られたFGF(線維芽細胞成長因子)を含む注射です。

そもそもFGF(商品名:フィブラストスプレー)は、褥瘡(床ずれ)や熱傷後の皮膚欠損を治療するために開発された医薬品です。

真皮・線維組織・脂肪組織を増殖させる効果があるため、損傷した組織の修復には有効です。

しかし、それはあくまでも「傷ついた組織を回復させる」ための作用であり、正常な組織、特に顔への注入は想定されていません。

問題は以下の3点です。

  1. 歯止めが効かない
    注入後に組織が過剰に増殖し続け、意図した以上に大きく膨らんでしまうケースがある
  2. いつ現れるかわからない
    →注射直後ではなく、1年後・2年後・3年後になって異常増殖が現れることがある
  3. 外科手術でしか取り除けない
    →一度起きると、非常に難しい修正手術が必要になる

日本美容外科学会・日本形成外科学会ともに、FGFの安易な使用について警告を発しています。
それでもなお、FGFを使用しているクリニックがいまだに存在します。

FGFという成分名を見たら、その施術は断ることを強くおすすめします。

PRP注射は『FGF』とは別物

「PRPも成長因子が含まれているのでは?」と心配される方がいますが、FGFとPRPは別物です。

PRPは、自分自身の血液から抽出した血小板成分を使います。

自己由来の成分であるため、人工のFGFのような「歯止めが効かない増殖」は起きません。

当院でも脂肪注入と組み合わせて使用しています!

ここで気をつけていただきたいのが、FGFとPRPを混同してしまうケースです。

PRPという言葉の中にも「成長因子」という表記があるため、FGFと同じものだと誤解される方が少なくありません。

この2つはまったく別物ですので、混同しないようにご注意ください。

エランセ・ベビーコラーゲンなど長時間持続型の異物

FGFの次に注意が必要なのが、長時間持続型の異物系注射です。

エランセ・ベビーコラーゲンなどが代表例です。

これらは体に吸収されにくい分、長期間効果が続くとされています。

しかし、目元への注入では大きなリスクがあります。

目元は笑う・泣く・まばたきするなど動きが多い部位です。

注入した異物が動きに対応できず、少しずつずれて集合していきます。

体が異物と認識するとカプセルを形成し、そのカプセルがシコリになって残ってしまいます。

シコリを取り除くには手術が必要になり、しかもクマの手術と同時に行う複雑な処置が必要になります。

「手軽に注射だけで済ませようとしたのに、結局難しい手術が必要になった」という最悪のケースに陥ることがあります。

注射を試すなら「ヒアルロン酸のみ」に限定する理由

唯一「溶かして消せる」のがヒアルロン酸

目元への注射を試してみたいという場合は、『ヒアルロン酸注入』を推奨します。

その理由はひとつ、「溶解注射(ヒアルロニダーゼ)で溶かして元に戻せるから」です。

他の異物系注射・FGF・長時間持続型の製剤は、一度入れると取り除くためには外科手術が必要になります。

ヒアルロン酸も体の反応によって、上記で述べたようにまれにカプセル化してしこりのようになることがあります。

ただし、その場合でも溶解注射で対応できるのがヒアルロン酸の大きな強みです。

「もし何かあっても修正できる」という安心感が、目元への注入をお試しで検討する場合にヒアルロン酸を選ぶ理由になります。

ヒアルロン酸の注意点

ただし、ヒアルロン酸にも注意点があります。

チンダル現象

目元の皮膚は薄いため、ヒアルロン酸が透けて青っぽく見えることがあります。注入量・深さの調整が重要です。

動きによる移動

目元は動きが多いため、時間とともにヒアルロン酸が集合・移動することがあります。適切な場所・量に注入する医師の技術が仕上がりを大きく左右します。

10年以上残るケースがある

ヒアルロン酸は一般的に6ヶ月〜1年で吸収されると言われています。

しかし、血流が乏しい場所や、一部がカプセル化した場合は、ヒアルロニダーゼ(溶解酵素)が届きにくくなるため、想定より長期間残存することがあります。

実際に医学文献でも、注入から数年後に残存が確認されたケースが報告されています。

「ずいぶん前に入れたけど、まだ何か残っている気がする」という方は、一度ご相談ください。

なぜ脂肪注入を選ぶのか?

「動きに対応できる」唯一の注入治療

クマ治療に使える注入系治療の中で、私が最も信頼しているのが脂肪注入です。

理由は「動きに対応できるから」です。

自身の脂肪を注入すると、体は脂肪に栄養を与えるために新しい血管(新生血管)を形成します。

コラーゲン繊維も産生され、脂肪が周囲の組織と一体化します。

この定着プロセスが完了するのが注入後約3ヶ月です。

3ヶ月後に顔に残った脂肪は、顔の他の脂肪と同様に固定され、笑っても動いても同じ場所にとどまります。

「動きで集合する」という注射の最大の弱点を、脂肪注入はクリアしているのです。

ダウンタイムは覚悟が必要

脂肪注入はメリットが大きい反面、ダウンタイムは覚悟が必要です。

脂肪を採取する部位(お腹や太もも等)と注入部位の両方にダウンタイムが発生し、注入部位の腫れ・内出血は2週間程度続くことがあります。

注射系の施術と比べると負担は大きくなりますが、3ヶ月で定着した後は半永久的に効果が持続します。

繰り返し、注射が必要なヒアルロン酸と長期的なコストを比較すると、脂肪注入の初期費用は相対的に抑えられます!

注入治療と手術の使い分け

注入治療を受ける前に確認すること

「シコリになった場合も診てくれるか」を必ず確認

注入治療を受ける際に忘れがちな重要な確認事項があります。

万が一シコリになった場合、除去まで対応してくれるかです。

どんなに技術の高い医師でも、体質や術後の経過によって予期しない反応が起きることがあります。

シコリになった際に「それは対応していません」と言われてしまうと、別のクリニックで難しい修正手術を受けることになります。

注入治療はクリニック・医師選びが最終的な満足度を決めます。

他院で入れたものが残っている場合

他院での目元への注射治療に関するご相談も、シノワクリニックでお受けしています。

「何が入っているかわからない」という状態でも、触診・問診・症状の経過から現状を推測し、最適な対処法をご提案します。

溶解注射で対応できるケースはもちろん、外科的な切開による除去・修正が必要な難症例にも対応しています。

「注射で入れたものを手術で取り除く」という高度な修正まで一貫して行えるのが、当院の強みのひとつです。

他院での治療結果に不安や疑問がある方は、まずお気軽にご相談ください。

クマ取り注射のよくある質問(FAQ)

Q1. クマ取り注射とクマ取り手術、どちらが自分に向いていますか?

クマのタイプによりますが、眼窩脂肪によるたるみ・ふくらみには手術(脱脂・ハムラ法)が適しています。

くぼみや青クマが主な悩みで手術はまだ考えていないという場合は、ヒアルロン酸注入をお試しとして検討できます。まずは、カウンセリングでクマのタイプを正確に診てもらいましょう。

Q2. FGF成長因子を以前に目元に入れてしまいました。どうすればいいですか?

まずは、現在の状態を確認することが必要です。

異常な膨らみや硬さがある場合は、早めにご相談ください。

FGFによる過剰増殖が起きている場合は、手術での除去が必要になることがありますが、状態によって対応方法が異なります。

Q3. ヒアルロン酸を目元に入れたらチンダル現象起きました。どうすればいいですか?

気になる場合は、ヒアルロン酸溶解注射で溶かすことができます。

一度溶解してから改めて適切な量・深さで注入し直すことで改善が期待できますので、まずはご相談ください。

Q4. ヒアルロン酸は1年で消えると聞きましたが、本当ですか?

一般的には6ヶ月~1年程度で吸収されると言われています。

ただし血流に触れにくい場所では吸収されにくく、10年以上前に入れたヒアルロン酸が残っているケースもあります。

「以前入れたけどまだ膨らんでいる気がする」という場合は、溶解注射で確認することができます。

Q5. 脂肪注入はどのくらいで仕上がりが安定しますか?

注入後約3ヶ月で脂肪が定着し、仕上がりが安定します。

3ヶ月時点で顔に残っている脂肪は長期間維持される可能性が高いです。

ただし注入した脂肪の全てが定着するわけではなく、個人差があります。最終的な効果の判断は3ヶ月後以降に行います。

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まとめ|クマ取り注射を選ぶ前に知っておいてほしいこと

今回のコラムでは、クマ取り注射には「絶対に選んではいけないもの」「条件付きで許容できるもの」がある、ということをお伝えしました。

では、改めて振り返ってみましょう。

絶対NG

FGF・成長因子
エランセ・ベビーコラーゲンなど
長時間持続型異物

お試しならOK

ヒアルロン酸のみ
(溶かして戻せるから)

根本的な改善を
求めるなら

脂肪注入または手術

「注射で手軽に治したい」というお気持ちはよくわかります!

ただし、選ぶものを間違えると後で難しい修正手術が必要になることがあります。

特に、FGF注射は後悔しても取り返しがつかなくなってしまうケースも。

手軽さを重視してお試しするなら、必ずヒアルロン酸のみに絞ることをおすすめします。

根本改善を目指したい場合は、自分のクマのタイプに合った治療を選ぶこと。

この2点を守るだけで、後悔のリスクは大幅に下がります。

「自分のクマには何が向いているのか」「過去に受けた注射が気になる」
という方も、カウンセリングで正確に確認した上で、最適な治療をご提案しますので、まずはお気軽にご相談ください!

⬛︎ 則本指名カウンセリング料金

クマ治療¥5,500
クマ治療(他院修正)¥8,800

ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

【重要事項・免責事項】

本コラムに記載の施術はすべて自由診療です。
料金・効果・ダウンタイムには個人差があります。詳細は必ずカウンセリング時に医師へご確認ください。
主なリスク・副作用:内出血、腫れ、赤み、チンダル現象(青みがかった透け)、硬結(シコリ)、感染、アレルギー反応、血管塞栓(まれ)、左右差など。症状が気になる場合はクリニックまでご連絡ください。
本コラムで言及しているFGFに関する記載は、日本美容外科学会・日本形成外科学会の見解をもとにしています。

【参考文献】

①Arkoubi AY. A meta-analytic review of platelet-rich plasma in fat grafting: enhancing clinical outcomes. Indian J Surg. 2025.
https://doi.org/10.1007/s12262-025-04310-2

② Pak I, et al. PRP pre-treatment of the implantation zone improves the survival rate of fat autograft. Front Bioeng Biotechnol. 2025.
https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC12021894/

③ Comparison of Conventional and Platelet-Rich Plasma-Assisted Fat Grafting: A Systematic Review and Meta-analysis. Journal of Cosmetic Dermatology. 2021.
PubMed PMID: 34246590
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34246590/

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  • この記事の監修者 シノワクリニック院長 則本 翔
    これまで5,000例以上のクマ治療を執刀し、多くの患者様のお悩みを解決してきました。初めてクマ取りを受ける方はもちろん、他院での手術に満足できなかった方や修正が必要な難症例にも対応し、長年「クマ治療の駆け込み寺」として専門的な治療を行ってきました。
    一回の施術で満足度の高い結果を追求し、自然で美しい仕上がりを実現します。
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