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目のくぼみヒアルロン酸の失敗例と原因|上まぶたのくぼみは眼窩脂肪から治す!【院長解説】

眼窩脂肪ヒアルロン酸注入 眼窩脂肪ヒアルロン酸注入

目の上のくぼみにヒアルロン酸を入れたけれど、まぶたが重たくなった。

目を閉じるとボコボコして見える。

二重の形が変わってしまった。

この記事にたどり着いた方の中には、そんな経験をされた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

目の上のくぼみへのヒアルロン酸注入がうまくいかない主な原因は、「入れる場所」にあります。

シノワクリニックでは、くぼみを表面から埋めるのではなく、本来のふくらみをつくっていた「眼窩脂肪」の中にヒアルロン酸を注入する「眼窩脂肪ヒアルロン酸注入」を行っています。

この記事では、約1年間で800件以上の眼窩脂肪ヒアルロン酸注入を行ってきた則本院長が、従来の注入が失敗しやすい理由と、この治療で実際に起きたこと、その対応までを正直にお伝えします。

治療の基本的な説明は、「もう失敗しない!目の上のくぼみは「眼窩脂肪ヒアルロン酸注入」で自然に若返る」もあわせてご覧ください。

くぼみ目ヒアルロン酸注入のよくある失敗例5つ

目の上のくぼみへのヒアルロン酸注入でよくある失敗は、重たく見える、透けて見える、二重の形が変わる、目を閉じるとボコボコする、しこりになるの5つです。

注入直後はふっくらしても、時間がたつにつれてこうした変化が出てくることがあります。

まぶたが重たく見えるまぶた全体が厚ぼったくなり、腿れているように見える
透けて見える(チンダル現象)皮膚の薄い部分で、ヒアルロン酸が青白く透けて見える
二重の形が変わる二重の幅が狭くなったり、ラインが不安定になったりする
目を閉じるとボコボコするまばたきや目を閉じたときに、注入物の形が浮いて見える
しこりになる触ると硬いしこりがある。特に脂肪注入やFGFで報告がある

こうした失敗は、ヒアルロン酸に限らず、ベビーコラーゲン、脂肪注入、FGF(成長因子製剤)など、目の上のくぼみに行われてきたさまざまな注入治療で起こりうるものです。

失敗の原因は「入れる場所」にある

眼窩脂肪ヒアルロン酸と通常の目の上ヒアルロン酸の注入箇所の違い

従来の目の上への注入は、皮膚の下や筋肉の下に、横方向から面で広げるように注入する方法が中心でした。

いわば、へこんだ部分の「皮」を厚くして、ふっくらさせる方法です。

この方法では、まぶたの皮膚そのものが厚くなるため、重たい印象になりやすくなります。

さらに、上まぶたはまばたきのたびに大きく動く場所なので、注入したものが時間とともに下へ移動し、二重の折れ線の上にたまってしまうことがあります。

一番厚みが来てほしくない場所に厚みが出るため、二重の形が変わったり、重たく見えたりするのです。

小籠包を想像してみてください。小籠包がおいしいのは、皮が薄くて、中の肌とスープがたっぷり入っているからですよね。これまでの目の上への注入は、この皮を厚くしていたようなものなんです。皮が分厚い小籠包は、もう小籠包とは言えない。目の上も同じです。本当に増やしたいのは皮ではなく、中身。つまり、もともとまぶたをふっくらさせていた眼窩脂肪なんです。皮は薄いまま、中身を増やす。それが、若いころのまぶたに一番自然に近づける方法だと考えています。

たとえば、目の上への脂肪注入でしこりができてしまった場合、定着したしこりを注射でなくすことはできず、切開して取り除く必要があります。

目の上の治療は、「今ふっくらするか」だけでなく、「数年後にどうなるか」「うまくいかなかったときに元に戻せるか」まで考えて選ぶことが大切です。

眼窩脂肪ヒアルロン酸注入は何が違うのか

眼窩脂肪ヒアルロン酸注入は、入れる場所、針の進め方、注入したもののとどまり方の3つが、従来の注入と大きく異なります。

通常の目の上ヒアルロン酸と眼窩脂肪ヒアルロン酸の注入箇所、施術方法、ヒアルロン酸のとどまり方、目を動かした時の違いを比較

針を正面からまっすぐ進め、届いたら動かさない

眼窩脂肪ヒアルロン酸注入では、針を横からではなく、正面からまっすぐ進めます。

針は、皮膚、筋肉(眼輪筋)、筋肉の下の脂肪組織(ROOF)、線維組織、眼窩隔膜を通り、ようやく眼窩脂肪に届きます。

眼窩脂肪に届いたら、針はほとんど動かさずに注入します。横から何度も針を動かして注入する方法に比べて、通過する組織へのダメージが少なく、腫れが出にくいのはこのためです。

横から注入するときは、いろいろな層をこするように何度も針を動かします。同じ場所を何十回も叩けば、さすがに腫れますよね。眼窩脂肪ヒアルロン酸注入では、針が眼窩脂肪に届いたら、そこからはほとんど動かしません。だから組織への負担が少ないんです。

眼窩隔膜が「巾着袋」のように閉じているから、ずれにくい

目の解剖

眼窩脂肪は、眼窩隔膜という膜に包まれています。

この膜は巾着袋のように閉じているため、眼窩脂肪の中に注入したヒアルロン酸は、袋の中にとどまりやすく、二重のラインの上に移動してたまるようなことが起こりにくいのです。

ただし、眼瞼下垂の手術や、まぶたを切開する手術を受けたことがある方は、この袋が閉じていない可能性があります。手術歴がある方は、カウンセリングで必ずお伝えください。

本来の脂肪と一緒に動くから、まばたきしても目立ちにくい

下を向いても目をつぶっても自然な仕上がり

眼窩脂肪の中に入ったヒアルロン酸は、もともとある脂肪と一緒に動きます。

そのため、まばたきをしたり、目をぎゅっと閉じたりしても、注入したものの形が浮き出にくいのが特徴です。くぼみがふっくらすることで、不安定だった二重のラインが安定する場合もあります。

※効果の現れ方には個人差があります。

800件以上の治療で実際に起きたことと、その対応

眼窩脂肪ヒアルロン酸注入も、すべての治療が完璧にうまくいくわけではありません。

則本院長が約1年間で800件以上の治療を行う中で実際に起きたことと、その対応をお伝えします。

強い内出血(約5名・すべて片側のみ)出血した時点でその日の治療を中止し、後日あらためて治療
注入したヒアルロン酸が眼窩脂肪の手前に入った(数名)その場で溶解剤で溶かし、あらためて注入
注入量が多く感じられた(数名)少量を溶かして量を調整

800件以上の治療のうち、強い内出血が起きたのは約5名で、全体の1%未満でした。

強い内出血|出血したら、その日は無理をしない

眼窩脂肪の奥には血管があり、針が当たると内出血が起こることがあります。

奥の出血は表面の出血と違って止血しにくいため、内出血が広い範囲に出る場合があります。

当院では、出血が起きた時点でその日の治療を終了し、もう片方の目は後日あらためて治療します。

そのため、強い内出血が両目に同時に出たことはありません。

注入が手前に入った場合|その場で溶かして入れ直す

眼窩脂肪の位置や量は人それぞれです。

脂肪が上にずれている方、骨が張っていて脂肪が横にある方、そもそも眼窩脂肪の量がとても少ない方もいます。

こうした場合、針の先でわずかにしか眼窩脂肪をとらえられず、ヒアルロン酸が眼窩脂肪の手前に入ってしまうことがあります。

手前に入ったヒアルロン酸は、目をぎゅっと閉じたときにボコボコと浮いて見えるため、その場で確認できます。

その場合は、その場で溶解剤を使って溶かし、あらためて注入します。

溶かした直後は一時的に腿れますが、入れ直すことで、最終的にはまばたきをしても目立たない仕上がりを目指します。

眼窩脂肪の位置や量は、本当に一人ひとり違います。脂肪がとても少ない方や、位置がずれている方では、慎重に針を進めても、ヒアルロン酸がわずかに手前に入ることがあります。
大切なのは、それをその場で見抜けるかどうかです。注入したら、目をぎゅっと閉じていただいて仕上がりを確認し、手前に入っていればその時点でわかります。そのときは迷わずその場で溶かし、入れ直します。800件以上の治療を重ねてきたからこそ、ここで妥協すると数か月後に不自然さとして出てくることを知っています。だから、ここだけは譲りません。

失明のリスクについて

インターネットで「目の上 ヒアルロン酸 失明」といった言葉を目にして、不安になった方もいるかもしれません。

ヒアルロン酸などのフィラー注入による失明は、非常にまれですが、報告がある合併症です。

注入したものが血管に入り、目につながる血管をふさぐことで起こります。

世界の医学論文を調べた研究では、1906年から2023年までに報告されたフィラー注入による視力障害は、合計511件でした。

2018年以降に報告された症例では、注入した部位は鼻(40.6%)、額(27.7%)、眉間(19.0%)が多く、使われたフィラーはヒアルロン酸が79.6%を占めていました(Doyon et al., 2024)。

これは医学論文で報告された件数で、注入を受けた人のうち何%に起こるかという発生率は、はっきりわかっていません。いずれにしても、眼窩脂肪ヒアルロン酸注入に限ったリスクではなく、鼻や目の下など、顔の中心部へのヒアルロン酸注入全般に共通するリスクです。

その一方で、目の上は解剖を熟知し、経験を積んだ医師でなければ危険な部位です。

当院では、眼窩脂肪ヒアルロン酸注入は則本院長のみが担当し、溶解剤(ヒアルロニダーゼ)を常備して、万一の場合に備えています。

この治療だから失明しやすい、というわけではありません。ただ、針の先の感覚で奥の血管を避けるには、経験が必要です。だからこそ、むやみに真似してほしくない治療だと思っています。

くぼみの原因別|この治療が向いている人・ほかの治療も検討したい人

眼窩脂肪ヒアルロン酸注入が向いているのは、眼窩脂肪が痩せたり後ろにずれたりして、目の上がくぼんでいる方です。

くぼみの原因によっては、ほかの治療を組み合わせる方がよい場合もあります。

眉を上げて目を開ける癖がある方は、その背景に眼瞼下垂が隠れていることがあります。

下垂を治療しないままくぼみだけを埋めても、十分に改善しない場合があります。当院では、診察でくぼみの原因を見極め、どの治療が合うかをご提案します。

軽度の眼瞼下垂との組み合わせ治療については、「もう失敗しない!目の上のくぼみは「眼窩脂肪ヒアルロン酸注入」で自然に若返る」で症例とあわせて解説しています。

他院の注入で失敗したときの修正の流れ

他院で目の上に注入したヒアルロン酸が、重たさやボコボコの原因になっている場合は、溶解剤で溶かしてから、眼窩脂肪の中にあらためて注入する方法を検討します。

① 診察何が、どこに、どのくらい入っているかを確認する。くぼみの原因(眼窩脂肪のやせ・眼瞼下垂など)もあわせて確認
② 溶解皮膚の下などに残っているヒアルロン酸を、溶解剤(ヒアルロニダーゼ)で溶かす
③ 期間をあける溶かした後の腫れが落ち着くまで待つ
④ 再注入眼窩脂肪の中に、必要な量をあらためて注入する

※脂肪注入やFGFなど、溶解剤で溶かせないものが入っている場合は、別の方法を検討します。

眼窩脂肪ヒアルロン酸注入の持続期間とダウンタイム

眼窩脂肪ヒアルロン酸注入の持続期間は1〜2年が目安で、ダウンタイムはほとんどありません。

持続期間1〜2年が目安(個人差があり、より長く残る場合もあります)
ダウンタイムほとんどない。まれに強い内出血が出る場合があります
使用する製剤ジュビダーム ボルベラXC(アラガン社)
担当医則本院長のみ

一般的に、ヒアルロン酸は1年ほどで吸収されると言われますが、眼窩脂肪の中は吸収が穏やかで、より長く持続します。

注入したヒアルロン酸がすべて吸収されるわけではなく、数年後も一部が残っている場合もあります。そのため、追加の注入は、状態を見ながら少量ずつ行います。

眼窩脂肪ヒアルロン酸注入の料金

ヒアルロン酸(ジュビダーム ボルベラXC)1cc¥66,000
特殊部位注入料¥44,000
則本院長 指名料¥22,000
合計(1ccの場合)¥132,000

※必要な量は、くぼみの程度によって異なります。

眼窩脂肪ヒアルロン酸注入の主なリスク・副作用

内出血、腿れ、痛み、左右差、注入量の過不足、凹凸、しこり、感染、アレルギー反応などが起こる可能性があります。また、非常にまれですが、血管の閉塞による皮膚障害や視力障害(失明)が報告されています。

詳しくは施術ページをご覧ください。

眼窩脂肪ヒアルロン酸注入のよくある質問(FAQ)

Q1.他院で目の上にヒアルロン酸を入れています。それでも受けられますか?

はい、ご相談いただけます。以前に注入したヒアルロン酸が皮膚の下に残っていて、重たさやボコボコの原因になっている場合は、溶解剤で溶かしてから、眼窩脂肪の中にあらためて注入する方法を検討します。

Q2.目の上に脂肪注入をして、しこりができています。ヒアルロン酸で改善できますか?

定着した脂肪のしこりは、注射でなくすことはできず、切開して取り除く必要があります。しこりの状態を診察したうえで、治療方法をご提案します。

Q3. 目の上のくぼみはヒアルロン酸で治せますか?

眼窩脂肪がやせたり後ろにずれたりしてくぼんでいる場合は、眼窩脂肪の中へのヒアルロン酸注入で改善が期待できます。ただし、眼瞼下垂が原因の場合は、下垂の治療をあわせて検討する必要があります。

Q4. 目のくぼみに入れたヒアルロン酸は、どのくらいもちますか?10年後も残りますか?

眼窩脂肪ヒアルロン酸注入の持続期間は1〜2年が目安です。注入したヒアルロン酸がすべて吸収されるわけではなく、数年後も一部が残っている場合がありますが、何年残るかには個人差があります。

Q5. 注入したヒアルロン酸は、時間がたつと下にずれませんか?

眼窩脂肪を包む眼窩隔膜は、巾着袋のように閉じているため、中に注入したヒアルロン酸はずれにくいと考えられます。ただし、まぶたの手術歴がある方は、袋が閉じていない可能性があるため、事前にお伝えください。

Q6. 注入したヒアルロン酸は、時間がたつと下にずれませんか?

眼窩脂肪を包む眼窩隔膜は、巾着袋のように閉じているため、中に注入したヒアルロン酸はずれにくいと考えられます。ただし、まぶたの手術歴がある方は、袋が閉じていない可能性があるため、事前にお伝えください。

Q7.ヒアルロン酸で失明する割合はどのくらいですか?

フィラー注入による視力障害は、1906年から2023年までに世界で511件が論文で報告されています(Doyon et al., 2024)。注入を受けた人のうちの発生率は明らかになっていませんが、非常にまれな合併症とされています。

まとめ|目の上のくぼみは「皮」ではなく「中身」を元に戻す

出典:眼窩脂肪ヒアルロン酸注入NO.000013

治療内容:眼窩脂肪ヒアルロン酸(ジュビダームビスタボルベラXC 2cc)/費用:2cc ¥125,400・特殊部位注入料¥44,000・則本医師指名料¥22,000/主なリスク・副作用:疼痛、内出血、腫れ、痛み、左右差、凹凸、しこり、感染、アレルギー反応、血管閉塞を生じる可能性※効果には個人差があります。

この記事にたどり着いた方の中には、何度か目の上の治療を受けて、うまくいかなかった方もいらっしゃると思います。

それは、あなたのまぶたのせいではなく、入れる場所に原因があっただけかもしれません。

目の上は、まばたきのたびに動く、とても繊細な場所です。

表面を厚くするのではなく、もともとまぶたをふっくらさせていた眼窩脂肪を元に戻す。

それが、自然な仕上がりへの近道だと考えています。

ただし、くぼみの原因は一人ひとり違いますし、眼瞼下垂を治した方がよい方もいます。

これ以上何かを入れる前に、まずはくぼみの原因を診察させていただければと思います。

目の上のくぼみのお悩みは、則本院長のカウンセリングへ

「以前の注入がうまくいかなかった」「自分のくぼみの原因がわからない」という方も、ぜひご相談ください。

則本院長が直接診察し、治療内容・注入量・費用・リスクまで丁寧にご説明します。その場で治療を決める必要はありません。

カウンセリング予約はWEBまたはLINEから承っております。その他ご質問などもお気軽にお待ちしております。

眼窩脂肪ヒアルロン酸の症例解説は
\則本院長のインスタグラムでも公開中!/

Youtube動画で見る!

参考文献:Doyon VC, Liu C, Fitzgerald R, Humphrey S, Jones D, Carruthers JDA, Beleznay K. Update on Blindness From Filler: Review of Prognostic Factors, Management Approaches, and a Century of Published Cases. Aesthet Surg J. 2024;44(10):1091-1104. doi:10.1093/asj/sjae091

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    • この記事の監修者 シノワクリニック 院長 則本 翔
      これまで6,000例以上のクマ治療、800例以上の眼窩脂肪ヒアルロン酸施術に携わる。(※2026年時点)

      はじめてクマ取りを検討される方はもちろん、他院での治療後に思うような結果が得られなかった方や、修正が必要な難症例のご相談にも幅広く対応。一人ひとりの目の下の状態・クマのタイプ・ライフスタイルを丁寧に診察したうえで、その方に最適な治療法をご提案。

      ー経歴ー
      2013 東海大学医学部卒業
      同大学病院にて形成外科、皮膚科で美容外科医として必要な臨床経験、知識、技術を習得
      2016 湘南美容クリニック入職
      2021 NEXUS CLINIC 設立
      2024 CHINOWA CLINIC 設立

      ー所属ー
      日本美容外科学会(JSAS)

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