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ミニ裏ハムラとは?裏ハムラとの違い・注意点をクマ治療の名医・則本医師が解説

目の下のクマ・たるみ治療 裏ハムラ法(経結膜的眼窩脂肪移動術) 美容外科クマ取り

最近、目の下のクマ治療で「ミニ裏ハムラ」という名前を目にする機会が増えています。

「通常の裏ハムラより剥離範囲が狭く、ダウンタイムが短い」「費用を抑えられる」といった説明を見て、気になっている方も多いのではないでしょうか。

一方で、ミニ裏ハムラと通常の裏ハムラでは、脂肪の扱い方や固定の有無など、仕組みそのものに違いがあります。

名前が似ているからといって、同じ効果を小さな負担で得られるとは限りません!

この記事では、目の下の外科治療に携わる則本院長の見解をもとに、ミニ裏ハムラの概要、通常の裏ハムラとの違い、受ける前に確認しておきたいポイントを解説します。

動画で観たいという方はこちらから→クマ取りに新メニュー!?こんな裏ハムラは絶対ダメ!通常の裏ハムラとの違いとは…『ミニ裏ハムラ』徹底解説します◎

ミニ裏ハムラとは?

ミニ裏ハムラとは、裏ハムラ法(経結膜的眼窩脂肪移動術)の剥離範囲を狭めたとされる治療です。

まぶたの裏側(結膜)から切開するため、皮膚表面に傷が残らない点は通常の裏ハムラと共通しています。

クリニックによって細かな違いはありますが、一般的な流れは次のとおりです。

  1. 局所麻酔をしたうえで、下まぶたの裏側の結膜を切開する
  2. 目の下のふくらみの原因である眼窩脂肪を取り出す(脱脂)
  3. 目頭側の靭帯部分だけを剥離し、小さなポケットを作る
  4. 取り出した脂肪を、へこみの部分にできたポケットへ入れ込む

ふくらみは脱脂で小さくし、へこみは取り出した脂肪で埋める、という考え方です。

一般的に挙げられるメリット

ミニ裏ハムラの説明では、主に次の3点がメリットとして挙げられています。

  1. 剥離範囲が狭いため、ダウンタイムが軽くなる
  2. 操作範囲が小さいため、安全性が高い
  3. 通常の裏ハムラより費用を抑えられる

ただし、これらが実際にどの程度当てはまるかは、術式の中身を理解したうえで判断する必要があります。

以下で、通常の裏ハムラと比べながら見ていきましょう。

目の下のクマ治療の基本となる3つの術式

目の下のふくらみやへこみに対する初回の外科治療は、大きく分けて「脱脂」「裏ハムラ」「表ハムラ」の3つが基本です。

基本のクマ治療3種類の説明と比較

修正手術ではさまざまな手技を組み合わせることがありますが、初回の治療ではまずこの3つのうちどれが適しているかを見極めることが大切です。

裏ハムラの仕組みと特徴

裏ハムラの仕組み

裏ハムラは、目の下のふくらみの原因である眼窩脂肪を取り除かず、へこみの部分へ移動させて固定する治療です。

目の下のへこみ(ティアトラフ)は、骨と皮膚をつなぐ靭帯が皮膚を引き込むことで生じます。

その上に眼窩脂肪が押し出されると、ふくらみとへこみの段差が強調され、影のようなクマに見えます。

裏ハムラでは、まずこの靭帯を骨から剥がします。そのうえで眼窩脂肪を靭帯の下へスライドさせ、骨膜に縫い付けて固定します。

血流を保ったまま脂肪を移動できる

裏ハムラの大きな特徴は、眼窩脂肪を切り離さず、血管がつながった状態のまま移動させる点です。

血流のある脂肪は栄養が届き続けるため、脂肪注入のように吸収されることを心配する必要が少ないと考えられています。

ふくらんでいた脂肪は引き延ばされて平らになり、移動した先ではへこみを内側から持ち上げます。ふくらみとへこみを同時に整えられるのは、この仕組みによるものです。

剥離範囲と医師の技術

一方で、裏ハムラは靭帯を広く剥離するため、操作範囲が比較的広くなります。

目の周りには神経や血管が走っており、操作が丁寧でないと出血が増え、腫れや内出血が強く出ることがあります。まれに、目を動かす筋肉(下斜筋)への影響で物が二重に見える(複視)といった合併症が報告されることもあります。

そのため、裏ハムラの仕上がりや安全性は、医師の解剖の理解と技術に大きく左右される治療といえます。

ミニ裏ハムラと裏ハムラの違い

裏ハムラとミニ裏ハムラの違いを比較(剥離範囲・脂肪の扱い・脂肪の固定方法・ふくらみへの対応・へこみへの対応)

ミニ裏ハムラと通常の裏ハムラの最も大きな違いは、剥離範囲の広さよりも「脂肪の扱い方」と「固定の有無」にあります。

「剥離範囲が狭い裏ハムラ」と聞くと、同じ治療を小さく行うようなイメージを持つかもしれません。

しかし実際には、脂肪を「移動」させる裏ハムラと、脂肪を「移植」するミニ裏ハムラでは、治療の考え方そのものが異なります。仕組みとしては、脱脂と脂肪の移植を組み合わせた治療に近いといえます。

則本院長が考えるミニ裏ハムラの注意点

ミニ裏ハムラを検討する際に知っておいていただきたい4つのポイントを解説します。

1. へこみの改善には「縦方向」の剥離が必要

へこみの治療で大切なのは、横幅の広さではなく縦方向の距離。実は、表面から見えるへこみの位置と、靭帯が付着している骨の位置にはずれがあります。へこみをきちんと改善するには、見えている位置よりも深い、骨の付着部まで剥離しなければなりません。

入口が狭すぎると、奥まで器具が届きにくくなります。器具が入ったとしても視野が取れず、暗いトンネルの中で手探りで操作するような状態になります。そうなると、かえって出血や神経への影響のリスクが高まりかねません。

『範囲が狭いから安全』とは、必ずしも言えないのです。

2. 切り離した脂肪は血流が途絶える

裏ハムラの一番の利点は、眼窩脂肪を血管がつながったまま移動できることです。血流で栄養されている脂肪は吸収されにくいので、生きた脂肪のまま、へこみを埋めることができます。

ミニ裏ハムラでは、いったん脱脂して切り離した脂肪をポケットに入れる方法が一般的です。

切り離した時点で血流は途絶えますから、定着するかどうかは不確実になります。吸収されたり、硬いしこりになったりする可能性も否定できません。

裏ハムラの良さをあえて手放す形になる、という点は知っておきましょう。

3. 固定しない脂肪は元の位置に戻りやすい

狭いポケットの中では、脂肪を糸で縫い付けるスペースがほとんどありません。実際には入れ込むだけ、ということが多いと思います。

こんにゃくに包丁で切れ込みを入れて、中に枝豆を入れ、上から押してみるところを想像してみてください。

枝豆はストンと抜け出てしまうと思います。

目の下も同じで、固定されていない脂肪は周りの組織に押され、元の位置の方へ戻ってしまう可能性があります。

4. 「狭い範囲」の定義があいまい

難しい部分の操作を、狭い視野で行うことになるため、『内側だけだから簡単で安全』という説明は、解剖学的には当てはまらないと私は考えています。

裏ハムラを行うとき、靭帯を剥離する範囲は患者さまによってまったく違います。

目頭側だけで済む方もいれば、目尻まで剥離が必要な方もいます。

それに、靭帯の付着部は内側と外側で性質が異なります。

内側(目頭側)は眼輪筋という筋肉が骨に付着していて、血流も豊富です。

外側(目尻側)は主に脂肪組織が骨に癒着している部分で、血管も比較的少ない。

剥離が難しいのは、実は内側の方なのです。

ミニ裏ハムラを検討する前にカウンセリングで確認したいこと

ミニ裏ハムラは「費用が安い」「ダウンタイムが短い」という点に目が向きやすい治療です。

しかし、提示された金額に含まれる内容や、実際に必要な治療範囲は、カウンセリングで確認して初めてわかることも少なくありません。

後悔のない治療選びのために、次の点を確認しておくことをおすすめします。

  1. 自分の目の下の状態に、どの程度の剥離範囲が必要か
  2. 脂肪は血流を保って「移動」するのか、切り離して「移植」するのか
  3. 脂肪を縫い付けて固定するのか、入れ込むだけなのか
  4. 脱脂・脂肪注入など、別料金で追加される処置はあるか(総額はいくらか)
  5. 当日の診察で、別の術式に変更になる可能性はあるか
  6. 担当医の目の下の手術の経験や症例数
  7. 起こりうるリスクや副作用と、万一の際の対応

特に費用は、広告に表示された金額だけで判断しないことが大切です。

脱脂や脂肪注入などを組み合わせた結果、最終的な総額が通常の裏ハムラと大きく変わらない、あるいは上回るケースも考えられます。

複数の選択肢について、総額と治療内容を並べて比較してみましょう。

また、ミニ裏ハムラで十分な改善が見込める状態であれば、通常の裏ハムラでも対応できるはずです。

「狭い範囲で済むかどうか」ではなく、「自分の状態に合った治療かどうか」を基準に考えることが大切です。

シノワクリニックの裏ハムラ法

シノワクリニックでは、6,000件以上の実績(※2026年時点)を持つ則本院長が、患者さまお一人おひとりの目の下の状態を診察したうえで、脱脂・裏ハムラ・表ハムラの中から適した治療をご提案しています。

当院の裏ハムラは、まぶたの裏側(結膜)を1〜1.5cm程度切開してアプローチします。皮膚の表面を切開しないため、表面に傷跡が残りにくく、抜糸の必要もありません。

ただし、切開が小さいことと、剥離の範囲が狭いことは同じではありません。

この記事でお伝えしてきたとおり、へこみを改善するには、骨の付着部まで必要な範囲を剥離し、眼窩脂肪を血流を保ったまま移動・固定することが欠かせません。

則本院長は、目元の解剖を踏まえた繊細な操作によって、小さな切開からでも必要な範囲まで丁寧にアプローチしています。

治療の詳細や症例は、裏ハムラの施術ページをご覧ください。

費用

◼︎カウンセリング料金

則本医師指名¥5,500
他院修正のご相談の場合¥8,800
裏ハムラ(両目)通常価格:¥450,000
モニター価格:¥380,000

※カウンセリング料金は、6ヶ月以内に見積書の内容から3万円以上のお会計が発生した場合のみ、当日のお会計から差し引かせていただきます。※自由診療(保険適用外)です。

治療の概要

施術時間約60分(カウンセリング除く)
麻酔(別途料金)笑気麻酔・局所麻酔・静脈麻酔・エクスパレル麻酔(オプション)
抜糸不要
通院モニターの場、撮影あり
ダウンタイム腫れ・内出血は1〜2週間程度が目安(個人差があります)

主なリスク・副作用

腫れ、内出血、痛み、左右差、凹凸、しこり、感染、目の違和感・ゴロゴロ感、まれに複視などが起こる可能性があります。症状や経過には個人差があります。

ミニ裏ハムラについてのよくある質問(FAQ)

Q1. ミニ裏ハムラと裏ハムラは何が違いますか?

最も大きな違いは脂肪の扱い方です。

裏ハムラは眼窩脂肪を血流を保ったまま移動し、骨膜に固定します。ミニ裏ハムラは、脱脂した脂肪をいったん切り離し、目頭側に作ったポケットへ移植する方法が一般的です。

Q2. ミニ裏ハムラはダウンタイムが短いのですか?

剥離範囲が狭い分、腫れが抑えられるという説明がされることがあります。

ただし、狭い視野での操作は出血のコントロールが難しい場合もあり、ダウンタイムには個人差があります。一概に短いとは言い切れません。

Q3. ミニ裏ハムラで移植した脂肪は定着しますか?

切り離した脂肪は血流が途絶えた状態で移植されるため、定着するかどうかは不確実です。

吸収されて効果が薄れたり、しこりになったりする可能性もあります。

Q4. 裏ハムラで後悔しないためには何が大切ですか?

目の下の状態に合った術式を選ぶことと、目の下の解剖に精通した医師を選ぶことが大切です。

カウンセリングでは、剥離範囲・脂肪の扱い・固定方法・総額を確認しましょう。

Q5. 脱脂と裏ハムラはどちらを選べばよいですか?

ふくらみが主体でへこみが目立たない場合は脱脂、ふくらみとへこみの両方がある場合は裏ハムラが検討されます。どちらが適しているかは、診察で目の下の状態を確認したうえで判断します。

\FAQで解決しない質問はこちらから/

まとめ|「剥離範囲の狭さ」より「あなたの目の下に合った治療」を

「ミニ裏ハムラ」という施術メニューを見て、『同じ裏ハムラなら、剥離範囲が狭くて安い方がいいかな』と感じた方もいらっしゃると思います。

ただ、この記事でお伝えしてきたように、ミニ裏ハムラと通常の裏ハムラは、名前は似ていても仕組みが大きく異なります。

  1. へこみを改善するには骨の付着部まで縦方向に剥離する必要がある
  2. 切り離した脂肪は血流が途絶える
  3. 固定しなければ脂肪が元の位置に戻りやすい
  4. 内側の剥離はむしろ繊細な操作が求められること

どれも、治療を選ぶうえで知っておいていただきたいポイントです。

私たちが裏ハムラで必要な範囲を剥離するのは、決して無駄に広げているわけではありません。

一人ひとりの目の下の構造に合わせて、へこみの原因にしっかりアプローチするためです。

大切なのは、『範囲が狭いかどうか』『費用が安いかどうか』ではなく、『ご自身の目の下に合った治療かどうか』です。

どうか広告の金額や言葉だけで決めず、実際に診察を受けて、納得できるまで医師に質問してみてください。

実際に目の下の状態を丁寧に拝見し、あなたに合った治療を一緒に考えます。目の下のクマやふくらみでお悩みの方は、どうぞお気軽にご相談ください!

ご予約は、LINEまたはWEBからお待ちしております。

実際の症例写真は、則本院長のInstagramでもご確認いただけます。

則本院長のアカウントでは、裏ハムラの術前術後の経過や他の術式の症例写真を随時公開しています。

Youtube動画で詳しく見る!

【重要事項・免責事項】本コラムに記載の施術はすべて自由診療です。料金・効果・ダウンタイムには個人差があります。詳細は必ずカウンセリング時に医師へご確認ください。主なリスク・副作用:腫れ、内出血、脂肪注入後のシコリ・凹凸、生着不良、感染、左右差、過修正など。症状が長引く場合はクリニックまでご連絡ください。

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  • この記事の監修者 シノワクリニック 院長 則本 翔
    これまで6,000例(※2026年時点)以上のクマ治療に携わる。はじめてクマ取りを検討される方はもちろん、他院での治療後に思うような結果が得られなかった方や、修正が必要な難症例のご相談にも幅広く対応。一人ひとりの目の下の状態・クマのタイプ・ライフスタイルを丁寧に診察したうえで、その方に最適な治療法をご提案。

    ー経歴ー
    2013 東海大学医学部卒業
    同大学病院にて形成外科、皮膚科で美容外科医として必要な臨床経験、知識、技術を習得
    2016 湘南美容クリニック入職
    2021 NEXUS CLINIC 設立
    2024 CHINOWA CLINIC 設立

    ー所属ー
    日本美容外科学会(JSAS)
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